あの日の僕ら
その時、
私の携帯が鳴り響いた。
「わっ!?」
突然 鳴ったため
ビクッと身体を揺らす。

《着信:優》

私の画面に文字が現れる。
「優・・・・」
なにを話していいかも分からない。
でも・・・
「もしもし?」

『ひよ?』

優の声に安心する私がいる。
「うん。どうしたの?」

『うん、あのな、俺、ひよが好きだ。』

「・・・・ぅん」

『ひよは・・・・?俺が好き・・・?』

うん。

優が好きだよ。

『それとも・・・・・・・優志?』

「違うッ!!!」

何で・・・・?

何でなの?

何で信じてくれないの?

私は
私は 優が好きなのに!

信じて
愛して
必要として

もっと もっと

好きになって欲しいよ。


「私が好きなのは優・・・・。ただ一人だけだよ。」

『・・・・・ぁりがと。』

少し照れた様な優の声が聞こえる。

優・・・
優・・・・


優 が 好 き

















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