狼boyと兎girl
開会式が近づくと共に
観客席に人がだんだん
増えてきた。



すると


「華稟おねーしゃーん!」



可愛らしい声が響いた。



その声の持ち主に
目をやるとピンクの
フリフリの洋服を着た
魁奈ちゃんがこっちへ
走って来るのが見えた。


「魁奈ちゃん!」



私は玲佳との話を
中断して魁奈ちゃんの
元へと急いだ。



魁奈ちゃんは私に
抱き着いてきた。


後ろには魁斗さん。



女の子の皆は魁斗さんに釘付け。

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