運命の王子様はどっち?!
やっとの思いでクラス表の前についた。


「え~っと、あたしのクラスは~」


「あ、お前俺と一緒。」


「えっ!」


「あっ、私も一緒だー。」


「ほんとー?みんな一緒だね!」


よかった~、実は不安だったんだ~。


だって、知らない人ばっかりだよ?!


と、いうことで三人で教室に向かった。


それぞれ席に着くと、1番にわたしの席に男の子がやってきた。


「おはよー鈴華!今日もかわいー^^」


「あはよー昭吾。」


あたしに抱きついてきたのは、こちらも幼馴染の山中昭吾(やまなか しょうご)。


この子もイケメン。隼人とは違ってかわいい感じ、そして女の子を喜ばせるのが得意。(みたい)


小さい頃は、お隣さんだったけど中2くらいに引っ越して、今は歩いて5分くらい。


「おい。昭吾やめろ。」


そう言って、あたしから昭吾を引き離したのは、隼人。


「いいじゃん、鈴華は隼人のじゃないだろ!!」


「っチ、でも抱きつくな。」


「僕のかってでしょー。隼人には関係ないよ!」



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