最後の贈り物
というか、なんで私の名前知ってるのかな?


「桂木君はなんで私の名前知ってるの?」


「何でか知りたい?」


「・・・・え?」


すると桂木君の顔が私の顔に近づいた。


・・・・・・ん?



何この唇の感触・・・。


ようやく私は自分がされていることに気がついた。

その途端、ものすごく怖くなって桂木君を突き飛ばした。


「何すんのよ!!」


桂木君は冷たい目をしてで笑いだした。


「あー・・・さっきしてたゲームの罰ゲームが、図書室にいる女にキスするってやつだったんだ。まぁキスぐらい、いいんじゃね?」


肩が震えて、涙が止まらなかった。


「キスくらい・・・・?桂木君は遊び人だからそう思うかもしれないけど、私にとったらそんなものじゃないんだよ?
キスって好きなもの同士がすることじゃないの?桂木君みたいな考えの人、最低だよ。」
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