最後の贈り物
「・・・メグ・・どうしよう・・・私怖いよぉ・・・。」
「大丈夫だって!メグも一緒についていってあげるからさ!!」
少しホッとした。
メグが一緒ならきっと大丈夫!!
「あ〜〜〜〜〜!!陸斗くんだぁ!!」
「やっぱかっこいい〜〜〜!」
クラスの女子が騒ぎだした。
桂木君って人気なんだなぁ。
「真綾!行かないの?」
私はボ〜〜としていた。
「あ・・・・・ごめん!」
メグの右手を強く握りしめて、教室を出た。
・・・・いた・・・・。
桂木君の周りには女子が集まっていて、身動きがとれなくなっていた。
「あんなんじゃ来た意味なかったね。教室戻ろっか?」
「うん。」
よかったぁぁ・・・助かった
バチッ
桂木君と目があった。
「あ!!!話あんだけど。」
うわぁ・・・・・最悪。
助かったと思ったのに!!
桂木君ファンの人たちの視線がものすごくイタい。
怖・・・。さすが人気なだけある。
「・・・で、話って何?」