チョコレートは恋の味?
私は、さっさと校舎にかけこむ。


「待てよおい!!」という翔真の声を背中でききながら。



2年1組のドアの前でひとつ深呼吸をして、ドアを開ける。




「友香ーっ!!おはようっ」



「おはようっ!」



「荻谷、また必死で逃げてきただろー、レモンティーやるよ」



「わーいっ♪ありがとうっ」



二年一組は男女ともに仲がいい。ちゃんと私が翔太たちと兄弟ということも知っている。



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