チョコレートは恋の味?
暴走族に入っている人もいるらしいけど、そんな乱暴するような人はクラスにはいない。


”一組”には。




一組は比較的おとなしい。



二年生は二年五組まであるのだが、五組の人に行けばいくほど不良である。



翔太たちはなぜか五組にいる。




「・・・とーもか?」



「ひぇっ」




いつからそこにいたのかわからないけど、すぐ後ろに翔太が立っていた。






「逃げんなよ・・・・。ほら、お弁当」



「あっありがとうっ」



「つーか、毎日忘れっぱなしだろ・・・・」



「仕方ないじゃんっ」



そういって頬を膨らます。


翔太はわざとため息を大きく漏らし、


手をひらっとさせて一組から出て行った。
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