執事と共に雪遊びを。
「……ガーベラの花言葉は、」

「希望、です。貴女が、私に与えてくれたものだ」


答えを先回りされ、ついに恵理夜はくすくすと笑い出してしまった。


「完敗、ね」


その顔は、混じりけの無い嬉しさが滲んでいた。
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