執事と共に雪遊びを。
「じゃあ、一つ上の階から落とした、とか」

「確かに、5階は入院病棟ではないですから窓に警報機は尽いていませんが……」

「でも、無理かしらね」

「ええ。すべての窓に同じようにブロックがせり出してますからね」

「上手く花を乗せることは難しいわね」


恵理夜と、春樹は思案気に黙り込んだ。
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