執事と共に雪遊びを。
雪は、少し固くはなっているが、なんとか雪合戦はできそうだった。
恵理夜は、的となる雪玉を作り、十歩ほど離れた。
「タクミくんも、やるでしょう」
タクミと呼ばれた少年は、恵理夜になつくように頷いた。
「あの雪玉に向かって雪を投げて、多く当てたほうが勝ちね」
「わかった」
「春樹は、」
「審判をやらせていただきますよ」
春樹の合図で、二人は小さな雪玉を投げつけた。
恵理夜の顔にも、タクヤの顔にも無邪気に楽しむ表情が全面に出ていて、春樹は目元を緩ませた。
恵理夜は、的となる雪玉を作り、十歩ほど離れた。
「タクミくんも、やるでしょう」
タクミと呼ばれた少年は、恵理夜になつくように頷いた。
「あの雪玉に向かって雪を投げて、多く当てたほうが勝ちね」
「わかった」
「春樹は、」
「審判をやらせていただきますよ」
春樹の合図で、二人は小さな雪玉を投げつけた。
恵理夜の顔にも、タクヤの顔にも無邪気に楽しむ表情が全面に出ていて、春樹は目元を緩ませた。