先輩の笑顔
「千春、開けて!」



遥の声だ。



心配して見に来てくれたんだ。



「待って、遥。今開けるから。」



遥が入ってきた。


そして、遥の胸の中で泣いた。


遥はなにもかも知ってるようだった。


「千春、まだ先輩が付き合ってると決まったわけじゃないよ。
告白してみれば??」



「もういいよ。先輩だって断るの辛いと思うし…」
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