桜色の初恋



初めて先生を見た時から先生が好きだった。


口が悪くて

いい加減で

生徒の事、何も考えてないようなこの人を


あたしは一瞬で好きになってしまったんだ。



あぁ、この人が好きなんだって


生まれて初めて芽生えたこの気持ちは

最初はとても小さなものだったけれど。


それは次第に熱を帯びていき

どんどん膨らんでいった。

そう、春に咲き誇れる、桜のように。



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