桜色の初恋
六日目
「お疲れさまです」
「あれ桜木先生?今日は一日休んでも良かったのに」
「いえいえ」
出張が終わってそのまま学校に着いた俺はその足でいつもの科学室へと直行する。
職員室で他の先生と会話を交わしてから左手にはめた腕時計は3時前を表してる。
あいつの学年章って確か・・三年だったよな。
ふと思い立った。
あいつがどんな授業受けてんだろうかって。
きっとあいつのことだ、授業とか絶対寝てるよな。
でも頭良さそうに見えるしなぁ~
なんていろんな事を考えながら三年の教室に向かう。
やべクラス聞くの忘れた。
しょうがねぇな、片っ端から見ていくかな。