桜色の初恋
エピローグ



桜は本当に次の日から俺の前に現れなくなった。


嘘だと信じたいけれど

でもそれは現実で。

俺が初めて好きになった女は



新しい季節が訪れるとともに

優しく

残酷に

俺の前から姿を消した。



そして季節は一つ終わりを告げ、春がきた。

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