ドキドキ教育実習☆
第06章
「失礼します。」
周りに誰もいないことを確認してから資料室へ。
奥に進むとイスに座っている智。
チラッとこっちを見たけど、冷たい目線が刺さる。
「あのさ…」
私が何て言おうか考えていたら、先に先生が聞いてきた。
「あの岡本ってヤツとどういう関係?」
「どういうって…ただの友達だよ。」
「ほんとにそれだけ?」
そう言って立ち上がり徐々に近付いてくる智。
「ほ、ほんとだよ!」
智の迫力に私も後退り。