ドキドキ教育実習☆


その後、私もすぐ教室に戻った。


授業が始まるまであと10分。

ロッカーに教科書を取りに行ってると、楓が追試から帰ってきた。


「怜奈ちょっと。」


ロッカーにいた私の袖を引っ張り、教室の外へ出た。


「あの後、大丈夫だった?岡本くん行ったでしょ?」


「うん。楓何で知ってるの?」


「屋上の階段前の廊下ですれ違ったの。」


「そうなんだ。良いタイミングに智たちが来てくれたから、助かったよ。」


「良かった!間に合ったんだ!」



ってことは…


「楓が智に頼んだの?」


「あー頼んだってか今屋上に1人だから的な?」


「ありがとう楓!あのまま私1人だったら…」


考えただけでも怖い…

今の岡本くんは何してくるかわからない。



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