ドキドキ教育実習☆
あの時、ああやって智に言われたことで私の胸の奥に引っ掛かっていた何かがなくなった。
そして智が帰った後、悩みを全て打ち明けた。
“お兄ちゃんと同じ高校に行きたい”と。
もちろん定時制を考えていることも言った。
でもそれを聞いたお兄ちゃんは言った。
“俺の兄としての役目は妹の人生を決めることじゃない。怜奈のやりたいことを応援するだけ。だから奏聖、絶対受かれよ”
その時から私はお兄ちゃんに何でも言えるようになった。
それも智のおかげ。
私が今奏聖に通ってるのもお兄ちゃんと智のおかげ。
私は初めて会った時から智に支えられてたんだね…