ドキドキ教育実習☆
「高田先生…」
「お前だから言うよ。俺と怜奈は…付き合ってる。」
「やっぱり…」
「生徒には最終日に話すつもりだった。だからお前がバラしたいならバラしたいだけバラしていい。」
「えっ…?」
岡本くんはびっくりしたように顔を上げた。
そして言った。
「桜井さんの彼氏が先生なら、俺は諦めます。先生には敵わないから。それに、先生にも桜井さんにも残りの期間笑顔でいてほしい。だから俺は誰にも言いません。」
「…その代わり桜井さんのこと泣かせたら俺が貰いますからね。」
岡本くんはニヤッと笑った。