奏でる愛唄



そこに



「唄」


詩稀が来た



「あ。俳優の詩稀だ。歌うまいね」


新が私に抱き着いたまま詩稀を見て言った



「もしかしてお邪魔したかな」


「邪魔なのは俺達。行くぞ」


詩稀の言葉に答えたのは永久だった



永久は新を引っ張り3人は去った


「悪いことしたかな」


そんなつもりなかったのにと詩稀は苦笑いした


「そんなことで怒らないよ」



「唄が断言するってことは本当なんだ」



ニッコリ笑って私の頭をポンポンと叩いた





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