奏でる愛唄
「いいなぁ〜優しい親」
「私にはつばさが羨ましい」
「変なの。普通は唄に憧れるものだよ」
つばさの笑顔は本当に眩しくて
思わず目を反らした
「カフェテリアに行かない?」
返事をする前につばさに腕を掴まれ歩き出した
「もうすぐ授業始まるよ?」
「いいの!芸能クラスは個別授業だから」
芸能クラスはもちろん芸能人ばかり
その為仕事で忙しく授業に出る生徒は少ないせいか
授業の進み具合はバラバラ
よって1人1人に先生が個別で授業するらしい