奏でる愛唄



「俺用事あるから」


そう言って永久は何処かに消えた


「馬鹿だな」


小さく呟いた冬哉の台詞は誰にも聞こえてなく



「新。いい加減離れろ」


「はぁい」


新を私から離した



「つばさちゃんもいたんだ」


「ちょっと新。私はついでみたいな言い方やめてよ」



つばさと3人は仲が良いみたい



「冬哉、あのことだけど」


「こっち来い」



つばさが何かを言いかけそれを阻止するように冬哉はつばさの腕を掴んで席を離れた






< 118 / 230 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop