奏でる愛唄



残された私と新は他愛のない会話をしていた



そこに



「一般の方は立入禁止です!」



警備員が1人の男を抑えようとしていた




何事かと思い近くに歩み寄った



すると



「な……んで」


「捜したぞ。唄」



私が憎くて仕方ないあいつ



父親がいた



「唄ちゃん?知り合い?」


「知らない。ストーカーか何かかな」



笑ってカフェテリアを出ようとした



なのに



「俺から逃げられると思うな」



恐怖で身体は動かない






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