奏でる愛唄



「暗い話してごめん……そろそろ授業に戻ろっか」



話を変え教室に戻ろうとした



その時


「唄ちゃん!僕は唄ちゃんが好きだよ!!だから助けたい」



いきなりの告白



「新?何言ってるの」



冗談やめてよ



そう告げようとしたけど



「僕は本気だよ。詩稀にも他の誰にも負けないくらい」



真剣な眼差しに反論出来なかった



「新……私」


「返事はいい。今の唄ちゃんだと負担になるだけだから……


でも頼ってくれていい」



何とも言えずただ黙って俯いた






< 129 / 230 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop