奏でる愛唄



永久Side



カフェテリアで新が唄に抱き着いているのを見るのが辛くて逃げ出した



なんだよ……自分がわからねぇ



カフェテリアに唄の父親が乗り込んで来たこと



新が唄に告白したことなんて知るよしもなく



いつも通りに仕事に来ていた



控え室で1人ボーっとしていると



「いた〜。捜したんだよ!?」



新と冬哉が現れた



「わりっ……」



「にしても何で先に行ったの?」


「別に……」



返事を濁すと冬哉は全て分かっているのか




ハァと俺を見てはっきりと分かりやすくため息をついた






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