奏でる愛唄
あれから数日が経ち
いつも通りに……と言う訳もなくどことなくクロス内でギクシャクしている
まぁ理由は
「新が唄に……?」
「うん。僕は本気だよ。永久はどうする?」
新が唄に告白した
それと
「分かったか?お前の気持ち」
未だにわからない俺自身の気持ちからのいらつき
「マジ意味がわからねぇ!」
1人誰もいないと思っていた学校の屋上で叫んでいた
すると
「何……1人で騒いでるの?」
唄が屋上と校舎を繋ぐ扉からひょこっと顔を覗かせていた