奏でる愛唄
「つばさ。子供じゃないんだから」
「だって〜。冬哉も羨ましいって思うでしょ?」
「いいから、手伝え」
つばさはズルズル冬哉に手を引かれ海の方へ行った
「永久〜!僕らも行こう」
永久に有無を言わさず新は永久を連れた
だから自然と詩稀との2人になる訳で……
「皆いい人だね」
「あ……うん」
詩稀は海にいる皆を見ながら答えた
「大好きな人達だよ」
「そっか……いい人達に出会えたな」
「うん」
「よし!泳ぐか」
「うん!」
私は詩稀の手を取り海に向けて走り出した
こんな幸せがずっと続けばいい
そう願った