奏でる愛唄



「永久……ちょっと」


皆の元へ戻ると新に呼ばれた


そう言えば俺達絶交してなかったっけ?



「絶交はどうした?」



「唄ちゃんの前では普通にするの!心配かけるから」


皆から少し離れた所の岩影に腰を下ろした




「永久は唄ちゃんに告白したの?」


「だからしないって」



「詩稀に唄ちゃんを取られたままでいいの?」



「何が言いたい?」



新はハアとため息をついて



「ほんと、永久って馬鹿」


指をさしながら言った





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