奏でる愛唄



気が付けば


新を抱え冬哉は寝室に行き


つばさも寝ると言ってリビングを出ていたからすでに2人だった



だから逃げないように押し倒した



「永久?酔ってるの?」


心配そうに見つめてくる


「フワフワする」


「酔ってるよ!永久?ベッドで寝た方が……」


唄が何か言っていたが続きは聞けなかった



俺が



「んん………」



キスしたから




「唄……」


唄は涙をいっぱい溜めた瞳を俺にむけた



「お前が詩稀を……他の誰かを好きでも………



俺はお前が好きだ」






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