奏でる愛唄
「やっ……永久!」
首筋に触れるだけのキスをする永久
お酒のせいもあるけど熱い吐息にゾクゾクする
「お前何やってんだよ」
「詩稀……」
詩稀が永久を私から離した
「詩稀!!」
詩稀が永久を殴ろうとしたから慌てて止めた
だけど永久は
「殴れよ。俺はお前の女に手、出したんだから」
笑っていた
「お前マジでふざけんな」
「ふざけてねぇよ!!俺だってマジで唄が好きなんだよ」
永久………
「お前に唄は渡さない」
「ぜってぇ奪ってやる」
私のせいでとんでもないことになってしまった