奏でる愛唄



「誰がここまで育てたと思ってる!」


急に怒りだす父親



少なくともお前に育ててもらったことはない



「何とか言えよ」


「再婚したければすればいい。だけど金輪際私に関わるな」



あいつが持っている私の携帯



取り返すのを諦め私は玄関に向かった




そして家を出る間際



「お前は俺から逃げられない」



そうあいつが呟いていた





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