奏でる愛唄



「唄ちゃんが永久の家に?」


「あぁ」


「そっか。おばさん達いい人だから安心だね」



仕事が終わり永久と待ち合わせしていたら新と冬哉もいた



「唄ちゃん……僕らを頼ってね。いつでも駆け付けるから」



ニコッと笑う新が頼もしく見えた



「僕らは帰るね。また明日学校で」


手を振り新と冬哉と別れた



2人っきりになり会話はなく静かだけど凄く安心する



「永久……ごめん。巻き込んじゃって」


「別に。つうか好きな女助けたいって思うのは当たり前だろ?」



その言葉



今の私には悩みの種でしかなかった





< 185 / 230 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop