奏でる愛唄
「唄ちゃんが永久の家に?」
「あぁ」
「そっか。おばさん達いい人だから安心だね」
仕事が終わり永久と待ち合わせしていたら新と冬哉もいた
「唄ちゃん……僕らを頼ってね。いつでも駆け付けるから」
ニコッと笑う新が頼もしく見えた
「僕らは帰るね。また明日学校で」
手を振り新と冬哉と別れた
2人っきりになり会話はなく静かだけど凄く安心する
「永久……ごめん。巻き込んじゃって」
「別に。つうか好きな女助けたいって思うのは当たり前だろ?」
その言葉
今の私には悩みの種でしかなかった