奏でる愛唄



「よし。行くか」


「あ……うん」



永久の後ろを付いて行こうとしたら



「唄!!」



詩稀が慌てた様子でやって来た



「何しに来た?」


「俺は唄に用があるんだ!お前と喧嘩してる暇はない」



傍に来た詩稀に永久が喧嘩を売り出した



「それよりこれ!」



詩稀から渡されたのは1冊の週刊誌



ペラペラと数ページめくると



“歌手 遠川唄
俳優 詩稀と
アイドル クロスの永久と二股!?”



でかでかと書かれていた





< 186 / 230 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop