奏でる愛唄



リビングに入るとあの子供がいた


「唄ちゃんだ」


前回同様抱き着かれた



「その子は秋。私は春子これからよろしくね」



春子さんはコーヒーを出しながら教えてくれた



春子さんを見て不意に亜由ちゃんの顔が浮かんだ



亜由ちゃんには何も言ってないな……



「ちょっと出て来ます」



今なら永久は仕事でいないだろう


だから今のうちに亜由ちゃんに謝ろうと思い歩き出した






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