奏でる愛唄
「何があったかは俺達にはまだわからねぇけど頼れよ」
急に真剣な顔するから
ドキッとした
恋愛感情ではなくただたんに驚いただけ……
「腕痛い」
「わりぃ」
スッと簡単に腕は解放された
「……永「永久〜仕事遅れるよ」
私の声を遮り新が永久を呼ぶ声が響いた
「あ……新呼んでっから行くな」
「はい。仕事頑張って下さい」
「それ」
バイバイと片手を上げて振ろうとしたら
永久が私に指をさした
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