奏でる愛唄



「ふざけんな!アンタ私の曲奪うだけ奪って私自身を物のように扱いやがって!!」


バンっと思いっきり扉を蹴った


「私の曲返してよ!」


社長は扉の前から居なくなったのか




声が返ってくることはなかった



どうりで社長が私にデビューを薦めてきた訳だ



3人のおかげだと思っていたけど



にしては話がうますぎだったハズだよね



「……ごめん圭」



やっぱり私ここでやって行く自身ないよ……



ズルズルその場に座り込んだ




< 40 / 230 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop