奏でる愛唄



「私は多分この曲で2度と歌えないよ」



きっと


ううん絶対社長が私の邪魔をするから



いくら嫌いと言ってもどうして私をデビューさせたくないのだろう




この時まだ私は何も知らなかった



社長の考え



そして



お母さんのこと



何も分かっていなかった




私達は大きくすれ違い



相手を思っているからこそ溝が出来ているなんて



考えてもいなかった





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