こんな娘で、ごめんね。
それからも、イジメは、どんどん、エスカレートしていった。



軽い無視から始まったイジメも4年生に進級すると、今度は、暴力が加わった。



あたしの住む町は、
寂れた田舎町だ。


クラスの人数も
決して多いわけじゃなく、


イジメられてるという噂は、またたく間に学年中に広がり、クラスが変わっても、面白半分。ストレスのはけ口のように、陰湿なイジメは続いた。



顔は、目立つからって、背中や腕。太ももを殴られたり、蹴られたりする。



体中は、青あざが広がり、あたしは、母にバレないように、家で着替える時も、お風呂に入る時も、必死に隠した。




心配性で、泣き虫な
そんな母を悲しませたくなかったから。




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