こんな娘で、ごめんね。
不登校になってから、何度も母は、学校に呼び出されていた。



そして、


先生は、父にも
あたしの不登校のことで、話をしに、家にまできた。


その時に言われる言葉は、決まってこうだった。



『俺には、そんなの関係ない』



煙草を吸いながら、新聞を広げて、先生の話も聞かない。



『妻に話してくれ。教育が悪いのは、妻の責任なんやから。俺は、知らん。関係ない』



先生の顔も見ず、奥の部屋へと勝手に入って行く途中。父は、あたしの頭を思いっきり殴った。





母は、先生のいる前で、目を吊り上げて、父に言い返した。



『あほなこと言わんといて！ うちの教育が悪いんとちゃう。いくら言っても、この子が、うちの話を聞かへんねん。うちが、悪いんとちゃう。なんで、うちばかり責められなアカンの？』




出来損ないのあたしは、母からも罵倒された。



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