こんな娘で、ごめんね。
「殺せよ。生まなきゃよかったんだろ?」
あたしの言葉に、一瞬
母の顔が曇った。
『そんなに親に反抗して、楽しいんか? 親不孝して、えぇと思ってるん? 親は、子供を選べんのよ。あんたなんか、ほんまに生まなきゃよかった』
「誰も生んでくれなんて、頼んでねーよ!! 勝手に生んだのは、あんただろ!?」
あたしは、近くにあったサイドボードの引き出しの中からハサミを取り出すと、母に、そのハサミを持たせた。
「刺せよ! あたしなんか、生まなきゃよかったんだろ? だったら、自分の手で刺して、殺しなよ」
『……』
「−−−殺せって言ってんだよ!!」
あたしの叫び声が、
リビングの中に響いた。
あたしの言葉に、一瞬
母の顔が曇った。
『そんなに親に反抗して、楽しいんか? 親不孝して、えぇと思ってるん? 親は、子供を選べんのよ。あんたなんか、ほんまに生まなきゃよかった』
「誰も生んでくれなんて、頼んでねーよ!! 勝手に生んだのは、あんただろ!?」
あたしは、近くにあったサイドボードの引き出しの中からハサミを取り出すと、母に、そのハサミを持たせた。
「刺せよ! あたしなんか、生まなきゃよかったんだろ? だったら、自分の手で刺して、殺しなよ」
『……』
「−−−殺せって言ってんだよ!!」
あたしの叫び声が、
リビングの中に響いた。