Bautiful World ー真心を君にー
近藤は嬉しそうに目を細めた。
「そうだな・・・今のお前は幼すぎる。腕はそんじょそこらの大人には負けないのに。だから、少し・・、もう少し大人になってからだ。」
「・・・わかってますってば。」
近藤はそうじろーの頭を撫でる。
そうじろーは嬉しそうな表情を浮かべる。
「そうじろー・・・って犬みたい。」
私は気づいたらそうつぶやいていた。
「別にあなたには関係ありませんから。それと惣次郎っていうのやめてください。名前教えてもないのになんで知ってるんですか?」
「近藤さんが教えてくれた。」
「教えちゃいかんのか?」
「駄目です!なんでこんなやつに・・・」
「出雲っていう名前ある!ちゃんと出雲って言ってよ!!」
そうじろーは心底嫌そうな表情を浮かべた。