Bautiful World ー真心を君にー



藤堂は後少しのところでキレるところだったが、なんとか怒りを抑え…



「俺は15なんかじゃない!20歳。君より凄く年上だから、言葉遣いには気をつけること!」



といった自分なりの大人の対応をした。




「4歳くらいしか違わないのに?」



「あぁもうこの口減らず!もうちょっとおしとやかにしてないと嫁の貰い手無くなるよ?!」




空音は自覚しているのか、ぐっと言葉に詰まる。

藤堂はあぁこういうところも出雲に似ているなぁと思い……



「あぁぁぁ!!!君が起きたことと、背中の傷のこと土方さんに言わなくちゃいけないんだった!ほら、今から副長室行くから立った、立った!」


「え?!あ、あぁ…はい。」




藤堂の凄まじい迫力に押され、空音はすぐに立ち上がった。



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