Bautiful World ー真心を君にー
「藤堂です。土方さんいますか?」
おそらくここは副長室なのだろう。
藤堂と部屋の前に立つ。
「ああ・・・入れ。」
「失礼します。」
部屋の中に入っていく藤堂に続いて空音も中に入る。
「・・・目が覚めたか。」
「ええ。覚めましたとも。そんで、報告さしてもらいますね。」
藤堂は土方の前に座る。
その隣に空音も座った。
藤堂は空音が起きたこと、背中の傷のことを簡潔に報告した。
空音はなんだか自分のことを報告されているというので、こしょばゆい感覚に襲われた。