Bautiful World ー真心を君にー
「副長、失礼します。藤堂です。つれてきました。」
「入れ。」
「失礼します。」
「し、失礼しまーす・・・」
藤堂が襖を開け、空音も襖が閉まる前に部屋へと入る。
部屋へ入るなり、土方が空音を一睨みする。
「単刀直入に言う。脱げ。」
「へ、変態・・・ッ!!」
「副長、言い方悪いわー。ちょっと背中見してもらうだけでええねん。」
「せ、なか・・・?」
背中は、駄目だ。
古傷がある。たまに鏡で嫌でも目に入る。それは人にはけっして見せれるものではないし、見せたくも無い。
「駄目、です!背中は、駄目です!」
「背中に何かあるのか?」
「・・・!!」