左目のマスカット味



「え~いややし~!!めんどくさいっ。それに、お昼休みはあたしにとってHEAVENやもん」


「そこをなんとかっ!!」

頭を地べたまで下げる。


「だって、ランやr「成功したら、欲しいって言ってた服いくらでも買ったげるから!!」





服…………?

いくらでも…………?















「吏彩…



…はよご飯食べんとラン誰かに取られんでっ!」





顔を上げた吏彩の顔は


「う、うん!!!」

…さっきよりキラキラ眩しかった。



ああ、なんであたしはこんなにも単純なんでしょうか。

服に釣られるなんて。



でも、

吏彩の為にも、あたしを待ってる服の為にも成功させたる!!!



心斎橋ちゃん、待っててな!



そしてなんと2人は3分で2段弁当を食べ終えた。


恐るべし、恋の力。












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