危険(!?)なあたしの兄弟たち






「・・・真莉愛。大丈夫か?」





急に声を小さくして囁くように
言う理央。






「なにが?」





「・・・・・・先生!
 森さんが具合悪いらしいから
 保健室に連れていきます」





「森、大丈夫か?」





「え、え?」





「早く行ってきなさい」





「あ、え、は、はい・・・」






なぜか具合の悪いことにされて
あたしと理央は教室を出た。



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