初恋
「よーし、じゃあ終わり!!次の時間は校内案内だから」
色々考えてる間に自己紹介が終わったらしい…
そう言って、教室を出ていく先生。
「おい。」
「へ?」
いきなり声をかけられて、間抜けな声を出してしまった。
声の方をみると、まことが立っていた…
え?なんで…?
そしたら急に腕を引っ張られて
人通りの少ない旧校舎につれてこられた。
「なぁお前、亜里沙だよな?」
いきなり何?!
てゆうか、気づいてたんだ…
「え…?あ…うん」
「俺のこと覚えてる?それとも忘れた?」
「は?何言ってるの?!そんなの忘れるわけ…」
あ!!私、何言ってんの?!
「ふーん。何焦ってんの?素直になれよな。俺は1度も忘れたことなかったけど?」