キミと恋の途中
「う・・・・。」
相当悩んでるみたいだ。そんなに未麗のコト好きなのか?
たしかに未麗は他の女子よりも数倍可愛いと思う。
でも、いつも一緒だったから妹みたいに思ってる。
昔、未麗もお兄ちゃんみたい・・・って言ってたしな。
「わかった。奢ればいいんだろ?!奢れば。そのかわり俺のいいトコいっぱい未麗ちゃんに言っとけよ。」
「おう。」
何、食おっかな~。ファミレス全メニュー制覇とか?
「言っとくけど、2000円以内だから。」
「あ?」
2000円・・・・?そんなん全然食えねぇじゃん。
俺は陸斗を睨んだ。
「しょーがねぇじゃん。今、金欠なんだよ。」
なら、奢るって言うなよ・・・。
「んじゃー。未麗には・・・・。」
「えっ!?」
ポカーんと口が開いてる・・・
「フッ・・・うそだよ。しょーがねぇから許してやる。」
「何様だよ!?」
「んーー。俺サマ?」
「プッ似合わねー。」
周りのダチも陸斗も腹を抱えて笑っている。
つられて自然と笑ってしまった。