キミと恋の途中

チュンチュンチュンチュン


「ん・・・・・・っ」

鳥のさえずりが聞こえる....

パチッ


朝!?

俺は飛び起きた。

振り返って時計を見る。

「6時30分か・・・。」

まだまだ時間はある。

Tシャツを脱ぐ。
あれ・・・・?昨日着替えた?

クローゼットを開けると制服が掛けてあった。

「信汰さんかな。」

まだ少し大きい制服に着替えた。

ブルブルブル

なんだ・・・・?

ブレザーのポケットに手を入れた。

「はい、もしもし~」
「もしもしー。」
「ん・・・・?誰?」
「だからっ未麗です!!」

耳がキーンとする。
低血圧な俺には結構キツい。

「あーー。何?」
「昨日、どーしてメール返してくれなかったの!?」
「昨日?」

あっ・・・。俺寝てたからか。

「メールしたのに~。」

電話の向こうでむぅ~とすねている。

「悪ぃ、寝てた。」

「えっ?9時に送ったのに?!」
「うん。帰ってから爆睡だったから。」

「うそー。マジで!?」

・・・。笑うなよ。


「んで。何?」

早く言えよな・・・。学校遅れるじゃん。

「今日・・・・一緒に帰れる?」
「あぁ。」
「そっそれだけ!!」

ブチッと音を立て電話は切れた。

意味わかんねぇヤツ。

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