キミと恋の途中

「いってきまーす・・・。」


足早にエレベーターへ乗り込んだ。

チーン


ウィーン


マンションの横にある自転車置き場へ向かう。

くっそ。ギリギリだ。遅刻はまずいよな。


俺は自転車をこぎ始めた。

未麗がクソ長く喋っからあと15分しかねぇ。



「はやくしろ~~~っ門閉めるぞー。」

閉められてたまるかっ。

「3・・・2・・・」

越智のヤロ~いい趣味してやがる。教え子を苛めるつもりか!?


「はぁっはぁ・・・。」

「はい。新堂くんギリギリセーフー。」

なんとか間に合った・・・。
後ろで平然と越智が笑っている。
このS教師が(怒)

自転車を止め急いで教室に入った。



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