キミと恋の途中
「越智!!!」
「越智先生だろ?」
ようやく動きが止まった。
「じじいっ」
「はいはい。中にはいろうね~。」
「おっおい!!」
グイッ
ガチャ
そーいえば越智は体育科の教師だったか。
「なんで俺が掃除しなきゃなんないんだよ!?」
越智に不満をぶちまける。
「俺が掃除すんの面倒だからー。」
「理由になんねぇよ!!」
はぁ~とため息をつきながら越智はソファーに座った。
「だいたい生徒を都合よく扱えると思うなよ!?」
「生徒・・・・・?」
ピーンと張り詰めた空気が漂い始める。
「お前は俺の・・・・」
ガラッ
「せんせーい!!」
誰だ・・・・?
振り返ると3人の女子がいた。
見たことねぇ・・・。
「越智せんせーい。プリントおいときまーす。」
「ありがとう・・・。」
優しく微笑むと女子達はすぐに消えていった。